AR探訪第1弾、テレ東感謝祭でNARUTOのARを体験
はじめまして。
“新しいコミュニケーションのデザイン”について研究活動している編集者が、ここ数年注目しているARについて書き連ねるブログです。
ARとはAugmented Reality=拡張現実のことで、ウィキペディアには以下のように説明されている。
人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。
ざっくり言えば、現実には見えない情報や、現実にはありえない情報をデジタルで追加してあげる技術やサービスのことで、多くは、スマホやタブレット端末に専用アプリを入れ、対象物(またはマーカー)をカメラを通して画像認識させてることで、画面上に対象物の関連情報を登場させる仕組みをとっている。
個人的にはARの武器(提供価値)はふたつで、
①もっとインフォーメーション
②もっとエンターテイメント
だと捉えている。
もっとインフォメーションでいえば、町の風景に交通案内情報を重ねるなどの方法がわかりやすい。
もっとエンターテイメントでいえば、自分と同じ空間に恐竜が存在する、手から魔法が繰り出せるといったような拡張演出が可能だ。
ARは2009年頃から、日本のメディアで取り上げられはじめ、2009年後半日本のスタートアップ、頓智ドットが「セカイカメラ」を発表したことで一気に注目されるようになったと記憶しているが、2014年の今でも注目度、評価は高く毎日のように活用事例のニュースが登場している。
なぜこんなにも注目されているのか。
理由は、スマートフォン、タブレット端末の普及と、今後生活を激変させると評されるGoogle Glassに代表される装着型デバイスにおいても、ARは重要視されている技術だからだ。
さて、第1回目の今回は2014年のGW(4/28~5/5)にテレビ東京が開催した感謝祭「テレビ東京フェスティバル」でのAR活用事例をレポート!

ボクが潜入したのは、5月2日(金)の15時頃。女子目線の意見も欲しかったから、友人の女の子を引き連れて。休日は終日激混みだったようだが、落ち着いていてゆっくり楽しむことができた。
※事務局の閉幕時の発表によれば10万人を超える来場があったとのこと!
お目当ては、テレ東が強いアニメコンテンツのなかでも抜群の人気を誇る「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のブース。会場のド真ん中、一番目立つ位置にあり、ナルト、サスケ、カカシの3体の立像がキリリッ!と立っていた。

肝心のAR体験だが、まずはスマホアプリの「ARAPPLI(アラプリ)」をダウンロード、次に、立像の横で貸し出しているマーカー「QRAR」をレンタルして準備が完了。マーカーは、手持ちで使用するものと、額につけて使用するものの2種類があった。

どれどれ。試してみると…。
手持ちのマーカーからは、4種の忍術(千鳥、雷切、螺旋丸、スサノオ)を繰り出せた。スペシャル感のある“なりきり写真”が作成でき、保存はもちろん、SNSでの共有もできた。

もうひとつの額のマーカーは、暗部の面、写輪眼が出現する仕掛けで、思わずポーズしてしまう面白さ。2人で大笑いしながら、何度も体験してしまった。

ARが面白いのは、体験者以外の周りで見ている人にとっては、何で体験者がワイワイ楽しんでいるのかをまったくわかり得ないところだ。
だから「何してるの?」と、“いい意味での野次馬”が集まりやすい効果がある。実際僕たちが真っ先に体験していると、いつの間にか行列ができていた。中には、外国人の姿もあり、海外で人気のNARUTOのコンテンツ力という一面もあるが、不思議な風景に心惹かれたからだとも言える。
この体験者しかわからないという点については、別の視点でから見れば、大掛かりな装置を必要としないARの利点とも捉えることができる。
Googleグラスが広まれば、日常のすべてが拡張現実空間化するSFのような世界だって十分にありえるのだ。
今回紹介した事例は、専用アプリをダウンロード・起動して、カメラを通して画像認識させるとスマホの画面上で限定コンテンツを楽しむことができるという今最もメジャーな活用例だ。
今後もAR探訪を続けていく予定なので、どうぞよろしく。